夫が新型コロナウイルス感染症でPCR検査の結果、陽性となりました。
陽性という結果の電話がかかってきた翌日に、区役所から詳細の行動の聞き取りがありました。そしてホテル療養か自宅療養の希望が尋ねられ、ホテルを選んだ結果、調整して早かったら明日明後日にはホテルへ移送になると言われ、実際その日の午後には、翌日朝9時に迎えに行くと電話が!慌てて準備しました。
隔離期間はなんと14日間。
どうやら基本の運営は、受け入れ先のホテルに一任されているらしく、差し入れがOKか、ホテルが買い出しに行ってくれるかなどすべてホテル任せみたいです。
夫のホテルは差し入れNG、どうしても欲しいものはホテルと相談とのことですが、基本NGのようなので、かなりしっかり準備していかなければなりません。
ひとり暮らしでまだ体調が悪い場合、この準備はかなり大変なのではないでしょうか…
実際ホテルに入って、必要だったもの不要だったもの、追記しました。
この記事は、5月の初旬に、とある大阪の施設に入所した場合の情報です。各都道府県や、時期によっても状況が異なると思いますので、参考程度にご覧ください。ホテル名は公表しないようにとのことなので、伏せさせていただきます。
大阪の場合のホテル療養の準備物
- 体温計
- 衣類(パジャマ)
- タオル類
- 洗濯洗剤 洗濯グッズ
- 薬
- 食事道具
- 洗面用具
- 携帯電話 充電器
- 本など暇をつぶせるもの
- 身分証明書
- 健康保険書
- 嗜好品 おやつ コーヒー紅茶など好きなもの
- 現金 小銭
- マスク
- その他
1.体温計
毎日、2回検温の時間があるらしく、1本自分で持ってきて欲しいとのこと。
ただし家に残された濃厚接触者の私たちにも、毎日体温チェックの電話がかかってくるため、もし体温計が1本だったら、もう1本用意しなければなりませんね。我が家は3本あるので良かったですが…。壊れることもあるので、あらかじめ何本か常備しているのが良さそうです。
2.衣類(パジャマ)
2週間乗り切れる衣類を用意しなければなりません。洗濯なしではさすがに乗り切れないですね。
下着は3セットもあれば良いのではないでしょうか。暑い日寒い日があると思うので、半そで長そで織り交ぜて、上からはおれるものも持っていくと良いと思います。基本的には外出しないので、リラックスできる衣類が良いと思います。
追記:夫は長袖のTシャツとジャージを1枚に半そでTシャツを数枚持って行ったのですが、長そでTシャツをもう少し持ってきたらよかったと嘆いていました。初めに私が数枚セットしてたのに抜くから…
3.タオル類
自分が入院したときの経験から、乾きやすいものがベスト。ホテルは乾燥しているので比較的乾きやすいかとは思いますが、洗濯を吊るせる場所があるかどうかもホテルによると思うので、出来るだけ乾きやすいタイプが良いと思われます。
私はスポーツタオル3枚に、手ぬぐいを2枚持たせました。
4.洗濯洗剤 洗濯グッズ
ホテルによっては、小銭で洗剤を購入できるところもあるようですが、基本的には自分で持って行った方が良いと思います。
近所の薬局に足りないものを買い足しに行ったのですが、旅行用の洗剤がなかったので、自分で粉の洗剤を小さな袋に小分けにすることに。
14日なので3日に1回洗濯するとして4、5個、小さなジッパー付きの袋に入れて、粉漏れしないよう、さらに袋に入れておきました。
夫が小分けにしてほしいって言ったからやったけど、これ自分で絶対やらないですよね。私ならビニール袋にまとめて入れるだけだと思います。ただこの袋詰めは、エイリアンが嬉々としてやってくれました。
あと絶対重宝するのが、小さな洗濯ピンチハンガー。私は折り畳み式のを持っており、旅行にも必ず持っていきます。
あと洗濯用にハンガー数本、洗濯ばさみ数個もきっと使えると思います。
追記:なんとこれがほとんど要らなかったという事実・・・後述します
5.薬
常備薬がある人は必ず持ってくるようにとのこと。
夫はまだ熱が続いているので、処方してもらっている薬をすべて持っていきます。
もし私なら花粉症用の薬や目薬など、息子ならアレルギーの薬など。普段は使わないけどたまに使う薬なども忘れずに!
6.食事道具(お箸、スプーンなど)
繰り返し使えるタイプの割りばし、スプーン、そしてスープなどを作りやすいように汁椀としても使える小さめのお皿、本人の希望で大き目のプラのマグカップも入れました。
本当はお皿は要らないかもしれないですが、一般的なビジネスホテルの設備を考えると、まあ、あったら便利かと思います。
追記:色々持って行ったけど、毎回食事はお弁当形式で、お箸がついているようです。
7.洗面用具
どうやら通常ビジネスホテルに設置してある備品類は一切提供してもらえないと考えた方が良さそうです。
石鹸、はみがき、歯磨き粉、ひげそり、シャンプーリンスなども全部自分で持っていく必要があります。
加えて、乾燥するだろうし、肌にトラブルがあるかもしれないから、保湿するためのクリームの類も持って行った方がいいかもしれません。何せ14日間ですからね… 私は愛用のロクシタンのシアバターと保湿ジェルを小分けして荷物に入れておきました。
私の場合は歯によく物がつまるタイプなのでデンタルフロス必携。糸ようじなど、日常ではよく使うけど旅行には忘れがちなもの、忘れないようにしましょう。
追記:歯ブラシひげそり、シャンプーリンス等々、ビジネスホテルに備品として通常ついているものは、ほぼホテルにありました。詳細は後述。
8.携帯電話 充電器
これ絶対忘れちゃダメなやつ
9.本など暇をつぶせるもの
漫画やゲーム機、タブレット、パソコンなど。とはいえ荷物が増えすぎるのであまり多くは持っていけないですよね。各充電器も忘れずに。
10.身分証明書 健康保険書
ホテルの費用は、健康保険証があれば無償とのことですが、持っていくのを忘れると自費で支払わねばいけないという話も。
絶対忘れないようにしましょう。
11.嗜好品 おやつ コーヒー紅茶など好きなもの
他のコロナウイルスにかかってしまった人のブログなども拝見したのですが、食べることが唯一の楽しみになるので、お菓子などは出来るだけ持って行った方が良いと書いてあったので、夫が好きなものをたくさん詰めました。
特に暖かいスープ類やふりかけなどが生命線になるとの話だったので、詰めたものは以下の通り
・味噌汁
・ポタージュ
・たまねぎスープ
・キットカット
・湖池屋スコーン
・グミ
・のど飴
・こんにゃくゼリー
・ウィダーインゼリー
・大人のふりかけ
・海苔
・・・スーツケースのかなりの割合が嗜好品になったような。
追記:食事の際にプリンがあったり、お菓子や、コーヒー、お茶などの差し入れもあったようです。
12.現金 小銭
夫がお世話になるホテルは、コインランドリーは無料らしいのですが、場所によっては有料のところもあるので、小銭は欠かせないとのこと。自販機が使えるかも現状は不明なのですが、両替出来ないから、とにかくたくさん小銭を持ってくるようにとのことでした。
追記:自販機がなく、今のところ使う機会がないとのことです
13.マスク
ホテルへ移送の際や、お弁当などを取りに行くときにマスクが必要とのことです。東京都などは支給してもらえるようなのですが、大阪市は自分で何枚か持ってくるようにとのこと。
追記:支給がないと聞いてたのに実際は受付で支給されたそうです
以上が、大阪の区役所から伝えられた持ってくるべきものです。
14.その他
あとは必要に応じてお好みでどうぞ。
・サンダル
ホテルに備え付けのスリッパもあるかもしれませんが、洗濯に行ったりお弁当を取りに行ったりするときに必要と思われます。
・延長コード 電源タップ
夫の場合はパソコンを持っていくし、スマホ、タブレットなど電化製品がたくさんあるため、必須です。
・イヤホンマイク
zoomの会議などに参加したい場合は、ある方が便利。
・コンタクト・メガネなど
必要に応じて、忘れずに。
・Wi-Fi
ほとんどのビジネスホテルにはWi-Fi設備があると思いますが、ない場合は持って行った方が良さそう。
・くし・ブラシ
ホテルには準備がなかったらしいです。
・体を洗うウォッシュタオル。スポンジ
薄いフェイスタオルはあったらしいですが、スポンジで洗いたい方は忘れずに。
食器用スポンジ・洗剤
お味噌汁やスープなど飲んだ後の食器をきちんと洗いたいタイプの方はあれば便利かも。
追記:支給されたもの
入所にあたり、予想以上に支給物等が充実していました!
受付で支給されたもの
- ごみ袋
- コップ
- 箱ティッシュ
- 歯磨き粉
- せっけん
- 歯ブラシ3本
- 洗剤
- 洗濯ばさみ
- マスク14枚
- 洗濯ひも
- タオル(薄いフェイスタオル)1枚
おいおい聞いてた話と全然ちゃうやんけ~洗剤パックすんのとか地味にめんどくさかったのに…
いやいやめちゃくちゃありがたいし助かります!感謝!!なんですけど~・・・
この事前情報もっと先に欲しかったなぁぁぁぁ!
企業からの差し入れ
なんとご親切なことに、明治さん、江崎グリコさん、コカ・コーラさんから療養者に差し入れがあったとのこと!!めっちゃお菓子詰め込んだけど、そもそも食事量がすごく多いし、こんなにいただけるならあそこまで詰め込む必要なかったかなぁ。自販機がないから、ジュース類はありがたいと言っておりました。
毎日1回、食事のタイミングでこのセットをいただけるそうです。お茶2本、紅茶2本、コーヒー2本。これは1日ではなかなか使いきれませんよね。
出所する頃にはすごい大量に余らせている気がします。
食事内容についてはまた後日。
部屋の備品
ティッシュ、紙コップ、ティッシュ詰め替え用、トイレットペーパーがホテル備品として用意されているようです。
お風呂はひろめのユニットバス、そこにひげそりと歯ブラシ。ユニットバスの中にボディソープ、シャンプー、リンスは備え付け。足ふきマット(+替え2枚)もあります。
ちなみにシーツの替えも数枚置いてあり、各自自分のタイミングで替えるみたいです。
まとめ
実際入所してみると、区役所から聞いた話とはずいぶん違っており、色々と備品も充実していたようです。
コロナが流行してきてしばらく経つので、入所者の声を聞いて色々と充実してくださっているのかもしれません。従事してくださる方々は、医療従事者と同等にウィルス感染の恐れもあるだろうに、本当にありがたい話です。
この情報はあくまで2020年5月現在、大阪での情報で、ホテルによっても違うようです。
区役所の方も、それぞれの施設がどのように運用されているかは、ほとんど把握されていないようなので、出来れば入所が決定した時点で、ホテルに直接問い合わせてみても良いかもしれません。
保健所の方には、施設に直接問い合わせるよう言われていたのに、決定後、翌早朝に移送が決定したため、すっかり忘れていました。
次回は、施設での生活などレポートいたします!