PCR検査の結果、コロナウイルス感染症陽性と判定された時のこと。
まずは検査を受けた病院から、結果の電話がかかってきました。後ほど保健所から連絡が入るから指示に従うようにとのこと。
もし症状がひどくなったとしても、病院に来るのではなく保健所に連絡するように言われました。
その後、数時間後に保健所の医師から電話がかかってきました。とても丁寧に今後のことを説明してくださり、こちらの疑問にも答えてくださったので、不安がなくなりました。
今まで知らなかった事実が色々とあったのでここにまとめておきます。
あくまで5月初旬、大阪の場合なので、状況に応じて色々と変わっていくものと思われます。参考程度にご覧ください。
入院か、ホテルか、自宅療養か?
現在のところ、入院は、人工呼吸器が必要な重篤な場合のみ。高熱が出ていようが、基本陽性者は、指定施設での療養となるとのこと。
自宅療養は、指定施設の療養が難しい、子どもや高齢者のみで、基本的に自分のことを自分で出来る人は指定施設での療養となることを伝えられました。
実際、今はもうホテルにいますが、洗濯も自分でしないといけないし、お弁当は1日3回、1階まで取りに行かないといけないし、高熱で浮かされている人には、つらいかもしれません。
夫は熱も幸いほとんど落ち着いており、療養施設に入る頃にはすっかり元気になっていましたが、三日前だったらかなりつらかったんじゃないでしょうか。
ホテルへの入所は、陽性判明後、数日後
ホテル療養を希望すると保健所の医師には伝えたのですが、翌日さらに区役所から電話があるから伝えるようにとのこと。そして翌日区役所の人に改めてホテル療養の希望を尋ねられ、手続きが始まったのはそれからです。
数日かかるかもしれないと聞いていたのですが、夫の場合は、翌日迎えが来ることに。今は大阪の感染者は少ないのでスピーディーに手続きしていただきましたが、大人数の時期はもう少しかかるのかもしれません。
保健所から自宅に消毒が来るって本当?
これは義母が知人に聞いた噂なのですが、大阪では感染者が出た家には保健所から消毒が来るらしい、と。知人の近所で消毒されている家があったと。そんなことされたら、周りにバレバレですし、この荒れまくった部屋を今すぐ片づけないといけないではないですか。焦りました。
実際保健所の医師に聞いてみたところ、そんなことは一切していないとのこと。消毒の仕方を指導することはあっても、個別に消毒に行くことはないそうです。
噂は嘘でした。本当に良かった。
でもこうやって、たまたま今の時期に何か消毒っぽいことをすると、「あの家でコロナが出た」とか「海外帰りだから」とか、勝手に尾ひれはひれをつけて噂されるんですね。本当怖いです。
マンションや周りの人間に陽性であることを言うべきか?
ニュースやワイドショーで、近隣でコロナが出たということを報告すべきかどうか、ということがよくネタになっていますが、
自分が非感染者サイドだったら、近所でコロナが出たという情報は欲しいけれど、自分が感染者サイドだったら言わない、という答えが多いですよね。
実際私も先日まで非感染者サイドだったので、もし出たなら知りたいと思っていました。ですが感染者サイドになった今となっては、報告はしたくないです。そんなことで有名になりたくないです。
まだまだコロナになったって言ったら、なった人が悪いみたいな風潮があるし、こんなに引きこもって生活していたのに、あらぬ噂を立てられたらたまらないです。
マンションの管理組合に報告すべきなのかどうか保健所の先生に聞いたところ、管理組合の規約で必ず報告するようにという取り決めがあるならまだしも、そうでないなら、言う必要はないとのことでした。行政の方から、このマンションで出たと発表や報告するということは一切ないと。
共用部に出る際には、マスクや手指の消毒をしっかりしていただけるなら、保険衛生上は問題ないので、特に騒ぎを大きくする必要はないのではないかと、これはその先生の個人的な意見かもしれませんが。
もちろん会社や学校には連絡を入れました。
無症状の濃厚接触者のPCR検査はしない
これ、結構衝撃の情報でした。陽性って言われた時点で、同居家族の私たちは、有無を言わさずPCR検査送りかと覚悟していたのですが。
あくまで5月初旬の大阪での対応ですが、現在の感染症予防の法律では無症状の人を検査するということはないそうです。クルーズ船のときに全員検査したのは、かなりのイレギュラーな特別対応だったとのこと。
でもあれで実際無症状で陽性の人いましたからね…。ライブハウスの時も無症状でも検査してましたよね。今はそこまでやってられないって話なんでしょうか。謎です。
でも味がしないとか、咳があるとか、何か一つでも症状があると検査するみたいです。
毎日区役所から病状確認の定期連絡が入る
夫がいなくなってからも、私と息子は毎日体温を測り、体調の変化があったら区役所に報告しなければなりません。毎日1度、お休みの日でも区役所の方が電話をかけてくださいます。これ一体何人に対してやってるんでしょう。大変ですよね…
濃厚接触者は買い物に出てもOK
不要不急の外出はしない、というのは全国民と同じく今まで通りですが、生命維持に必要な買い物には行っても良いそうです。
でも外に出る時には、マスクや手指の消毒、または手袋をするように、とのこと。
今までは外のウイルスを中に絶対持ち込まない!!と思って、外から帰ったら念入りに手を洗っていましたが、今度は逆です。中のウイルスを外に持ち出さないように、念入りに手を消毒してから出かけないといけません。
まあ夫が発熱してからずっとそんなつもりで生活してきたので、まだしばらくは変わらないですね。ただ陽性と判定されてからは、なんとなく買い物に行くのもはばかられて、一歩も外に出ない日が続いています。そろそろ食料が尽きてきてピンチです。
でも私たちはホテルではなく自宅なので、こうやってリラックスしながら記事も書けるし、おうち時間を楽しむことが出来るのがありがたいところです。
まとめ
来週から大阪では登校日が始まります。知事はおためしだから行かなくてもいいと定例会見でおっしゃっていたようですが、実際ほとんどの子がきちんと登校することになるでしょう。そんな中、息子は5月末まで行くことが出来ません。
本人は行かなくて済むことを喜んでいますが、自宅待機明けに登校したときに、あらぬ噂をされていないかとか、いじめられたりしないかとか、それが一番気になるところです。幸い3グループに分けての登校ですし、まだ低学年でそこまで訳が分かっていないので、誰が来ていなかったなど、あまり気にならないかもしれませんが…。
イギリスやドイツの首相の発表では、最終的に国民の6、7割が感染するまで流行はおさまらないとのこと。もう少ししたら誰しもがかかったことがある病気になるのでしょう。
私たちのように、昨日までは非感染者サイドだったのが、今日いきなり感染者になるかもしれません。コロナパニック明けに、また今までと変わらない日常を過ごせるよう、お互いに傷つけあうことなく過ごしたいものです。